海外では会社勤めもフリーランスと変わらない!?これから働き方の常識!
『働き方改革』で、日本人の労働時間は減りました。
しかし、同時に平均所得も下がってしまう結果となっています。
そのため、多くの企業は副業を認可しはじめました。
つまり、企業は個人の生活を保証できなくなったということです。
しかも、そこに追い打ちを掛けるようにAI労働者の登場によって
この先サラリーマンは更に競争の激しい社会となります。
しかし、悪いことばかりではありません。
これまでは企業支配だった労働ですがこれからは違います。
これからの働き方は企業に時間を売ることで収入を得ていました。
しかし、これからは企業に能力を売る時代となります。
つまり、これからの働き方は
企業に属するだけではなく、
企業と取り引きをするということです。
そのためこれから先、副業や転職を考えるなら
その後、フリーランスという働き方を
視野に入れられる活動をすることをおすすめします。
特に40代以上の方でセカンドキャリアを考えているなら
断然、転職よりフリーランスがいいです。
なぜなら、この世代より上になると
転職しても最長20年ほどで
また次を考えなくてはいけなくなるからです。
ここが変だよ日本人?これまでの働き方の矛盾点!
海外では会社勤めであっても
入社時に会社と話し合って決めた仕事量によって報酬を決めます。
そして、その契約期間は多くの場合半年から1年です。
よく聞くのは年俸制だと思います。
野球選手などのプロスポーツ選手などが行うあれです。
つまりは、契約期間に行う仕事量によって報酬が決められるということです。
そのため、期間内に仕事を早く終わらせようが時間をかけようが
報酬額、収入に変わりはありません。
なので早く終わらせてプライベートの時間を摂ることも
新たな仕事を請け負って収入を増やすことも可能です。
しかし、期間内に仕事の成果を挙げれなかった場合には
翌年の契約、つまり雇用はない可能性もあります。
ここが日本と海外の働き方の大きな差です。
日本では、多くの企業が会社にいる時間によって報酬が決まる
『時給』という給与体制を取っています。
そのため、はじめに与えられた仕事が終わっても時間の許す限り、
次の仕事を与えられてしまいます。
逆に与えられた仕事が時間内に終わらなかった場合、
“残業”を行うことになるのですが
この場合は残業代として報酬が支払われる仕組みです。
つまりは仕事の質や量より”経過時間”で報酬がもらえるということ!
そして、雇用が法律で守られているため
よっぽどの理由がなくては簡単に”クビ”にすることはできません。
これが日本企業をだめにし、
頑張っている労働者の給与がなかなか上がらない原因です。
企業が利益を上げれるのは生産性が上がった場合です。
しかし、この働き方では生産性が下がった場合に
労働者の収入が増えることになってしまいます。
そして、当然企業側は生産性を欠いているにもかかわらず、
さらなる人件費という負担を強いられることとなります。
つまり、多くの日本企業は
優秀で意識の高い労働者や頑張っている労働者と
能力や意識の低い労働者、または努力をしない労働者を
一緒くたにした『ワークシュア』を行っているということです。
そして、法律的にも社会的にも
簡単に人材の入れ替えを行うことができない状態となり、
人件費と社会福利にかかるコストが大きいために
低い方に合わせるしかないといった事情ができています。
実はみんなフリーランス?海外の働き方の常識!
日本給与体制は、その多くが『時給制』となっています。
また、日本には終身雇用という概念、悪しき習慣があります。
これは企業にとってもそこで働く労働者にとっても
あまりいいものではありません。
なぜなら、頑張っている人ほど不利益を被る仕組みとなるからです。
極端な話になりますが
日本は一度入社してしまえば肝が座っている限り、
収入を得続けられる働き方となっています。
一方、海外ではある程度の成果を出し続けなくては
収入を得ることができない働き方となっています。
海外では終身雇用と言う概念はありません。
そのため、企業側は一生雇うという考えはありません。
ある一定期間の契約、もしくは仕事単位での契約を行います。
仕事は一般的に半年や一年という契約期間となっており更新の際には、
その都度査定が行われ、労働状況と経営状況によって報酬額が決まる仕組みです。
年収がコロコロ変わるのはそのためです。
そして、成果の出せない労働者や”やる気のない”労働者は
当然、更新されることはありません。
簡単に”クビ”(契約の終了)になってしまいます。
また、更新の際には労働者側も企業に対して
請け負う仕事や報酬額の交渉を行うことも一般的です。
更に労働者側にも同じ企業に一生勤めなくてはという気はないため
いくら優秀な労働者でも労働条件と報酬額に納得が行かない場合退社してしまいます。
そのため、企業側は優秀な労働者が逃がさないように
作業のしやすい環境や食堂やカフェ、トレーニングルームや託児所などの
労働者が快適に仕事を行える施設を作ったり、
また、労働者が楽しめるイベントやコンペを行ったりと
労働者のモチベーションの向上や維持などに力を注いでいます。
このように海外では企業も労働者と対等な立場で
お互いの利益交渉を行うことが一般的です。
また、海外では終身雇用の概念だけでなく
日本ほど高い社会保障もありません。
そのため、たとえ企業に勤めていたとしても
次の更新や仕事、そして生活への危機感が常にあります。
つまりはフリーランスと何ら変わりのない働き方と言えます。
このような働き方によって海外企業は日本企業に比べて
常に生産性の高い人材だけを集めやすくなっています。
そして、向上心の高い人なら成果に応じて交渉やキャリアアップができ、
報酬アップやライフスタイルの向上にも繋がるのでやりがいも生まれますよね。
今後の日本でもこういう勤め、働き方になります。
なぜなら、労働時間は法的に規制され、効率化と
少数精鋭の人材での経営へと変わるからです。
またグローバル化が進み、海外企業の日本進出が多くなった近年
こうした理由によって優秀な日本人労働者が外資系企業に流失し
これまで大手と言われていた企業が経営危機に陥ったり、
吸収合併や統合、最悪は倒産を余儀なくされたわけです。
企業も気づき始めた?副業や習い事を認める理由!
海外では常にある程度の向上心と危機感を持っていなくては
仕事を得て、そして報酬を得ることが難しくなってしまうため、
就職後も並行して大学や専門学校に通ったりすることがあります。
また、海外では転職をキャリアアップと捉え、
転職の回数=経験数(経験値)と捉えられる場合が多く、
転職が多いほど、また多くの業種に携わっているほど
向上心を持っているという捉え方をされるようです。
更にライバル他社がやっていることの研究の意味も兼ねて
同業種からのヘッドハンティングも少なくはありません。
もちろん、成果を出している優秀な労働者に限られますが
これらの働き方にはかなりの違いがあります。
しかし、日本の古くからの教育では
良い学校、有名大学を出て、そしてなるべく大きな企業に入社
もしくは公務員になるということが1つの目標となっていました。
そして、日本では1つの企業に長く勤めることが美徳と考えられ、
転職の多い方を嫌厭する傾向があります。
一度学校を出てどこかの企業に就職してしまうと
日々行う仕事やその業種に関する勉強しか行うことはほぼありませんよね?
そのため、急激に変化する社会に対応することが難しく、
それまでの勤め先や業種がだめになった場合に
仕事を探すことが困難になってしまう可能性があります。
つまりは、日本教育と1つの企業に一生勤めるという考え方、仕組みによって
日本人労働者の向上心を奪い、『ワークシュア』という悪循環を生み出したことで
収入も上げられず、企業も経営難に陥る結果となってしまいました。
しかし、この仕組み、常識は通用しない時代になります。
これからの企業は少数精鋭での経営に変わります。
なぜなら、法律的に同じ企業で長時間働くことはできなくなりますし、
これまで『ワークシュア』していた仕事、作業の多くは
これから先はAI労働者が行う時代となるからです。
更に年金などの社会保障だけでは老後の暮らしを
維持することも難しいくなっています。
そのため、企業はすべての労働者の雇用の保証ができなくなるので
副業を認めたり、異業種分野の学習の場などを設けたりと(ソニーなどが実施しています)
セカンドキャリアやダブルキャリアの形成を促す活動を始めています。
つまりは日本企業はそろそろ終身雇用どころか?
すべての雇用を見直す可能性が高くなってきているということです。
これからの働き方は企業勤めもフリーランス!
これからの働き方はたとえ企業勤めであっても
フリーランスと変わらない意識とスキルが必要となります。
そして、勤めている企業に対して、
自分が何を提供できるか?
どれだけ貢献できるのか?
ということを常に念頭において働かなくてはいけません。
またそのため、常に変化する社会情勢を読み、
自身の必要とする知識や情報を学び続ける必要があります。
そうしなくては
この先の激化する就活競争に勝つことも
また社会保障の少なくなる老後を
不自由なく暮らすことも難しくなってしまいます。
僕もこのブログを通じて知ってる知識や得た情報をできるだけ詳しく、
わかりやすく書いていこうと思っていますのでぜひ、参考の1つに!
そして、お互い不自由のない豊かな老後を送りましょう。
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