本当のキャリア設計?!これからの資産の考え方と事業を持つことの大切さ!
働き方改革やグローバル化によって、
日本人の働き方は大きく変わって来ました。
しかし、その働き方や収入に満足できる方は少なく
また、老後の不安は拭えないという方は非常に多いです。
超少子高齢化による影響で公的保証の大幅な見直しがされたり、
(※今後20年ほどで厚生年金が約30%、公的年金で約20%減となる見通し)
海外の貿易戦争の激化によって物価の変動も激しく、
老後どころか数ヶ月先の生活費を予測することも難しくなってきています。
現在の収入で現時点での生活に支障がない方でも
数年先には支障が出てくるかもしれません。
また、2000万以上とも言われる老後の資金問題も
現状の物価による生活費の試算額となっているので
老後の資産として本当に足りるのかもわかりません。
そこで考えてほしいのは資産の本質とキャリア設計です。
これまでの資産の考え方では急速に変化する社会では対応できません。
また、時代が変わって働き方は多様化し、
企業に勤め続けることや社会保障に頼り切る生活は難しくなります。
そのため、時代に合った資産形成とキャリア設計が必要になります。
みんなが勘違いしている資産の根本!?
資産というと多くの人が家や土地、車などの有形資産を回答しますが
すべて間違いです。
多くの方が資産と答えるこれらのものは財産ではありますが
資産とはなりえず、多くの場合負債となってしまいます。
確かに自宅ならローンが終われば家賃が減りますが
家は数年で価値を失いますし、土地には税金がかかってしまいます。
車は高級車であっても価値は年数で下がってしまいます。
また経費もかかってしまうので世界に数台しかないなど、
よほどの希少車でない限り、資産にはなりえません。
また、土地や不動産で収入を生み出すためには
専門的で高度なスキルが必要となります。
それに土地や不動産の価値は時代や地域の変化によって
変動してしまうので今後も同じ資産価値である保証はありません。
更に修繕や維持に経費が当然かかってしまう上、
ローン金利と利益率などを比べると
現在でも結構厳しい現状が続いているので
この先の不動産投資はあまりおすすめしません。
次に多い回答が株や債権が挙げられます。
がしかし、また、売買目的の株で利益を出すためには
企業の業績や人気や社会の先読みといった
専門的かつ先見の目といった高度なスキルが必要となります。
また、配当目的の株は発行している企業の業績に依存しますし、
最悪、その企業が倒産すると権利もなくなってしまいます。
これらのスキルを持っている人には資産となるかもしれませんが
安易に手を出すと負債となる可能性の方が高いです。
債権はなくなることはありませんがその利益率はかなり低く、
かなりの債権を買わなくては生活費ほどの金額を稼ぐことはできません。
このように多くの方が資産だと思っているものは
負債かもしくはかなりリスクのある案件となっています。
つまり、現状すでにかなり資産に余裕がある人向けの案件です。
これから資産を形成しようとする人にはなかなか厳しい資産と言えます。
『財を生み出す』資産の本当の考え方!!
資産の形成は老後の生活の不安を取り除くことが目的のはず・・・
しかし、上記のような資産はでは社会情勢の影響を受けやすく、
また、経費やそれを準備するのに多くの資金を必要とするので
急速に変化する今後はあまり現実的ではありません。
資産の本当の意味は『財を成すもの』です。
言い換えると”稼ぎ(収入)を生み出すもの”となります。
つまりは『稼ぐためのスキル』も資産価値と捉えることができます。
こうした資産を無形資産と言うのですが代表的なものとしては
特許(発明商品)、商標(ブランド)、技術(ノウハウ)があります。
具体的には職人さんやエンジニアの技術や発明した商品とその商標
アーティストなどの絵や歌にある著作権などの権利が挙げられます。
また、先程お話した土地や不動産、株を資産とするための
知識や資格、それらに携わった経験なども無形資産となります。
そして、デジタル時代では特技や趣味と言った情報がお金になる時代です。
例えば、料理が好きな人はオリジナルのレシピなどを作ったり、
釣りやアウトドアが好きな人は使っているアイテムやグッズのおすすめをしたり、
犬やペットがいる方は観察日記や動画もお金になります。
つまり、自分の趣味や特技、これまで経験してきたことや知識を極め、
後はこれらを世に発信するスキルが有れば良いわけです。
デジタルが本格的となる今後の社会では
こうした独自性を持った専門性の高い技術や知識と
情報の発信力が極めて高い資産となります。
自分の事業を持つ!これからのキャリア設計!
これまでのキャリア設計とは
多くの人が考えるのは企業に勤めている間のことだけ、
それ以降の人生プランでは定年退職後ぐらいでしょう。
しかし、これからは個人単位でのキャリア形成が必要です。
この先、大きな企業であっても生活が安定するとは限りません。
また、少子高齢化の進むこの先、定年後も仕事が必要となります。
そのために最優先で形成するべき資産が『稼ぐためのスキル』です。
一生仕事に困ることのない、収入に困ることのない
資産としての『稼ぐためのスキル』を形成するための計画こそが
これからの時代に合ったキャリア設計です。
勤めなどの経験で得た技術や知識、特技や趣味の技術を極め、
プロや職人と言われるレベルに到達し、顧客やファンを得、
そして、最終的には企業(勤め)に頼ることなく
自分の手だけで稼げるスキルを得るための計画を立てる。
例えば、
現在、勤めの方なら今の行っている仕事の技能を生かして、
その技能で個人になった時に何ができるか?
個人でどれくらいのレベルまで技能を高められるか?
それをどれくらいの期間をかけて行うのか?
趣味や特技などを仕事にしたいと思っているなら
その技術や知識をいつまでに身に着け
そして、ファンや顧客を作るにはどうすればいいか?
といった具合です。
そして、個人事業として取り組むことが大切です!!
個人事業として取り組むことで企業側の体験、経験がつめます。
勤めの頃には気づかなかったことなど、会社法や労働基準法から、
税金や公的保険などはもちろん、
以外にお金のかかる経費などの経営の基本が学べます。
日本の大学生やサラリーマンは税金や保険制度に疎く
かなり損をしていることに気づいていない人は少なくありません。
(※教育課程でも教えないし、企業でも特に説明しないことが多いため)
これらの知識は生活に直結するため、かなり重要な知識の1つになります。
また、これらの知識を得る、体感するということ自体が
『稼ぐためのスキル』の1つのなるのではないでしょうか?
これは勤めの仕事をしながら副業でも週末起業程度でも構いません。
また、勤めと同一業種でも他業種でも関係ありません。
同一業種であれば、フィードバックも得やすいでしょうし、
勤め先を取引先の1つにできるかもしれません。
(※実際に独立する人たちはこういう人が多いです。)
準備より行動?!成功者は実施しながら成長する!
成功する人たちは大学を出てから、資格を取ってからと
条件が揃えてから動き出す人はあまりいません。
ほとんどの方が準備などほぼ同時進行でビジネスをはじめます。
なぜなら、何が本当に必要になるのか?
実際にやって見ないと、行動してみないとわからないからです。
最近、学生のうちに起業するのが流行っています。
特に東大生は就職活動をするより、
学生のうちに起業するというひとは増えているそうです。
学生ですので特に資金があったわけでも
大きなコネがあったわけでもありません。
中には親が企業の社長や著名人という人もいるかも知れませんが
多くは知恵と工夫、そして行動力があっただけです。
『経営を学びながら事業を育てる』
(はじめてみて)必要に応じて、必要なことを行う。
これが成功法則の一つです。
時代的に起業することへの敷居は低くなっています。
株式会社の設立には数十万あれば可能ですし、
助成金やクラウドファンディングなどのサービスがあります。
それに知恵と工夫しだいではPC1台あれば起業は可能です。
(※僕は派遣で働きながらPC1台ではじめて現在に至ります。)
なので、好きなことややりがいのあることが見つかったら
準備が整って居なくても取り敢えず行動を開始することです。
そして、企業に頼らなくてもいい暮らしを手に入れましょう。
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