日本の給与は最低水準!平等は不平等?!
2017年も半分が過ぎ、もうすぐ夏休みですね?
この時期になると、出るのがボーナスの話と
来年度の新卒者採用情報です。
ボーナスに関する事は、今回はちょっと置いといて、
今回は、新卒者採用の現実についてお話ししたいと思います。
グローバル化で先進国の採用は逆転する
リクナビにて、2018年度新卒者の採用情報が公開され始めました。
そして、中国の広東省拠点を構えている、
Huaweiが出した採用情報に注目が集まっています。
Huaweiとは日本では、格安SIMフリー端末と言ったモバイル端末で有名な企業で、
日本のNTTdocomoのような企業と思えばいいかな?
規模は、かなり違いがありますが、
端末だけではなくネットワークなどのインフラなども従士している企業です。
その企業が来年の新卒者の募集要項に掲げている初任給が話題となっています。
なんと、初任給¥400,000円です。
しかも、休みや福利厚生がかなり充実しています。
しかし、これを『スゴイ』と感じてしまうのは、
実は先進国では、日本だけかもしれません。
それは、世界的に見て、
今や日本の給与や労働条件、
実は最低水準を下回っているという事実があります。
お金持ちは過去の事、先進国中1番の貧困国日本!
前記事、少子高齢化で働く人が足りない?そもそも働かなくなった日本人!
でも少し触れましたが日本人の年収は、先進国の中でも高い方ではなく、
しかも、平均時給では大きく下回っているんです。
実は、先進国でもそこまで年収は高くない上に、
生活にかかるお金や税金は逆にかなり高い方なんです。
つまり、現代の日本は、稼げない上にお金の掛かる国というわけです。
そして、家賃の給料を占める割合は、
先進国の中でも特に高い割合を占めているみたいです。
このような事態に陥ってしまっているのは、
日本が生産性の低い国になってしまっているからなんです。
生産性を落としている日本の3大悪習慣
日本の生産性は、今や先進国では最低に近い状態に陥っています。
それには、時代にあった仕事をしていないことが原因となっており、
会社だけでなく労働基準の甘さや日本人特有の習慣が邪魔をしているんです。
永く働いている人、残業している人が偉いと言われる国
1つの会社に永く務める事が美徳と言われ、
また、会社に長い時間いる人の方が重宝される事が多いです。
日本の会社は、どれだけ会社に永く(長く)いることができるか
ということが評価対象になる場合が多いです。
例えば、ある工場の話です。
生産数で仮に1人の作業員が1日1000個の製品を作る事が目標とします。
この場合、作業員Aさんは、この1000個と言う数を定時時間内もしくは、
1~2時間早く上げることが可能だったとします。
作業の遅いBさんは、2時間の残業をして、Aさんと同じ数を上げることができます。
この場合、生産性としては、Aさんの方が断然良いですよね?
このAさんがある日こんな提案をします。
「1日のノルマが終わったら帰ってもいいですか?」
「給与も働いた時間分で良いので。」
と、
するとこの会社はAさんに対して、こう返しました。
「みんな定時もしくは残業を頑張っているのだから1人だけ、特別扱いはできない」
と・・・
しかし、これって特別扱いでしょうか?
あなたはどう思いますか?
僕には不平等としか思えません。
そして、Aさんはまたこう言うことを聞きました。
「じゃ、定時までに出来上がった製品数でインセンティブはもらえませんか?」
と、
すると会社は、Aさんにこう返しました。
「うちは、みんな一緒の時給だし、1人だけ差をつける事は批判の対象となるのでできません」
と・・・・
僕から言わせてもらうと
この会社バカとしか言いようがありませんね。
この例題の計算をちょっとしてみましょう。
仮に時給¥700円だったとします。
定時が8時間と計算して、1000個の製品を作る人件費を考えた場合
Aさんに掛かるコスト¥700円×8時間=¥5,600円/1日となるのに対して、
Bさんでは¥700円×8時間+(¥700×残業割増25%×2時間)=¥7,350円
生産コストとしては、断然Aさんの方が安く済みます。
仮に、Aさんの定時の2時間分の時給に+¥100円しても
¥5,800円なので、断然安く済みますよね?
また、1000個作って貰えるのであれば、
給与は定時分払ったとしても十分な感じがしますが。
ですが、残念ながら日本にはこうした考えの会社が多いです。
ミスマッチでも簡単に変えられない国民性と労働基準!
日本の企業は、一度社員を雇うと簡単には解雇できない規則があり、
また、転職を良くは思わない国民性が後押ししている事実があります。
日本の企業は、一度人を雇うとよっぽどの事がない限り、クビにはできません。
その為、その職種には向いていない人でも雇い続ける傾向があります。
また、就職をした人がその会社に向いていないということがわかっても
職場の人と”ウマ”が合わなくても、すぐに辞めてしまうと、
周りに悪い印象を与えてしまうという価値観からそうすることができないでいる人達が多いです。
『最低3年は続けないとできるかどうかはわからない』と言った迷信や
日本では『勤め上げる事が美徳』という考えを持つ方々の方が多いですね。
ですが、考えてみてください。
『人生の時間は有限』であるということを!
合わないことや向かないことを続けても何も良いことはありません。
この無理は、やがて心身に影響を及ぼし、やがては”鬱”になってしまう人もいます。
実は、日本の”鬱”になる人の割合は年々増えているんです。
また、自殺者の数は、先進国の中ではダントツに多いんです。
これは、企業にとっても個人にとってもマイナスとなる事が多いです。
日本の雇用は、良くも悪くも会社にいれば、給与が発生する仕組みです。
ですが、海外は実績によって変動します。
その為、業績の悪い人はクビになる危機感を常に持っています。
ですが、日本企業の場合は殆どが勤務さえしていれば、
給与をもらうことができてしまいます。
前の項目のこともいえますが、
稼ぎたいし人は、会社に居る時間さえ長くできれば稼いでしまえます。
(これは、もうすぐ労働基準的にできなくなってしまうので今だけでしょうが)
企業側も得意な人、向いているを雇うほうが遥かに効率や生産性を上げることができますし。
就職者もさっさと違うことを考えるほうが後々トラブルになるのを防ぐことができます。
モノを安く売るために給与を削る会社の多さ!
モノが売れなくなったからと言って、価格競争を行う企業がまだまだ多いです。
昔、あるビジネスマンの公演を見たことがあります。
この方は、元某有名企業の営業部長をされていた方で、
早期退職をし、自分でビジネスを始めた方でした。
そして、公演の中でなぜ当時一流と言われた企業を早期退職し、
ビジネスマンとなったのかという話をしておられました。
僕がこの話を聞いたのは、20年ほど前で、
話自体は更に10年ほど前ということなのでまだバブル期のお話しです。
(※昔の話なので、ニュアンスだけ)
『当時(営業部長をされていた頃)家に帰ると、奥さんが「これ安くなっていたの」
見せられたのは、ある日用品で自分が勤めているライバル会社のものでした。』
『そして、奥さんがこう続けたんです。
「前と比べて、○○(日用品)が安くなったわね?あなたの会社のモノは価格を下げないの?」と』
-しばらく沈黙し、話がつづきます。
『これ恐怖を感じましたね』
それから話の続きはこうです。
『世の中の主婦の方は、スーパーの商品価格が下がると喜ぶモノです。
しかし、その裏で(価格を)下げないと売れない会社に勤めている旦那さんの気など知るよしも無く』
と、しみじみ語っていたのを思い出します。
その公演をされた方が努めていた企業では、
その当時まさに価格の見直しを検討していたそうです。
そして、製品価格を下げるために
利益調整のためのボーナスや給与などの見直し、
更には早期希望退職者を募ると言うものだったそうです。
そして、この方は、奥さんにこんな質問をしたそうです。
『生活費が足りないのか?』と
すると返って答えはこうでした。
『足りてないわけではないけど、わざわざ高いモノに手をだすより、
安く済ませられるならこっちの方が賢い選択ではないの?』と
奥さんのこの一言で、全身の血の気が引くのを感じ、
高度成長期は終わったなと感じたそうです。
あなたには、この恐怖がわかりますか?
そして、こう続けられました。
『モノの価格が下がれば、自分の給料は下がる、
給与が下がれば、当然人は更に安いモノを求めるようになる、
そして企業は価格を下げなくてはモノを売れなくなる
これが悪循環、デフレの始まりです』
この方が早期退職した2年後にバブルは崩壊し、
人々はできるだけ安いモノを求めるようになりました。
それ以来、モノの価値も労働賃金も下がり続けています。
成果報酬が変えるこれからの仕事と暮らし!
長く低迷が続いた日本経済ですが、
最近ようやく、あることに気づいた一部の会社は業績を伸ばしています。
そのきっかけとなったのは、多分ですが
ある会社の社長に海外の方が就任したことでしょう。
それは、日産自動車のカルロス・ゴーン氏です。
ゴーン氏は、まずムダを省き、必要最低限の人数に社員数を絞ります。
そして、これまで日本の企業にはなかった、インセンティブという報酬を掲げます。
ゴーン氏が掲げた報酬は、基本給とは別に店舗ごとの制約台数に応じた
インセンティブを店舗ごとに支払うと言った内容でした。
また、更にそのインセンティブの振り分けは各店舗の支店長に一任されることで、
更に店舗のスタッフの業績に合わせて分配するというものです。
この報酬が増えたとで、この年の売上台数は過去最高となり、
また、当時の営業マンの収入は他社の3倍にもなったそうです。
これが、日本の企業が能力給に気づき始めた事案だったと思いますね。
これにより、それまで時給で換算されていた給与、
この先は成果による報酬に移り変わる時代がきました。
時間の切り売りでは無く、仕事単位の切り売りに変わる。
これまでは、会社に携わった時間が給与に換算されていましたが、
これからは仕事が細分化され、1仕事単位での報酬になってきます。
例えば、ライターなどだと1記事あたりいくらとか?
販売や製造にに関するものだと、1製品制約もしくは製造でいくら?と言った具合です。
今でも、ネット出稼ぎを得ている方の殆どは、こうした成果報酬がほとんどです。
その為、会社勤めと言う概念も変わってきます。
今まで、タイムカードによる管理から、
そこの会社のこの仕事は、Aさんにとか、この仕事はB社にとか?
その為、労働者の方は、これはA社の仕事、これはB社の仕事といったように
この働き方、仕事のあり方はさまざまなメリットが生まれます。
好きなこと特技のみが仕事になる理由!
前の話に戻りますが、
会社勤めの営業マンは、営業以外にも仕事を抱えてしまいます。
まず、出社して、朝礼や掃除といったことを行い、
それから事務作業などを行ってから営業に出ることでしょう。
こんな経験ありませんか?
この人は営業は得意だけど、事務作業は向いていない
あの人は営業は苦手だけど、事務処理は早いといったことです。
ある程度は、手伝ってもらったり、事務員さんに任せられるでしょうが
会社勤めでは、ある程度の雑務も行わなくてはなりません。
しかし、仕事と言うものが細分化され1仕事単位での働き方に変わると、
営業を得意とする人は、営業のみを行うことが可能となります。
そして、たの事務作業や雑務と言ったモノには全く無縁となります。
得意分野や知識をニーズに合わせ易くなる!
メーカーに務める営業マンでは、当然自社の製品しか販売することができません。
しかし、会社勤めでは無く、営業といった仕事のみを行えるようになると
この概念はなくなります。
例えば、中古車屋さんを想像してみてください。
中古車屋さんは、いろいろなメーカーの車が扱えます。
その為、お客のニーズに合わせて、営業が行なえます。
また、会社勤めの場合は、営業に行ける範囲が限定されていますよね?
ほとんどの場合県外への営業に出かける事はできません。
何故なら、支店ごとで売上を競ってたりするので、
しかし、個人でならそんな制約もなくなります。
あなたが東京に住んでいても、北海道や沖縄と言った、
日本中で場合によっては海外でも営業を行うことができます。
当然、営業を掛ける製品の種類も豊富な上に
さまざまなニーズやさまざまな人に営業を行えるようになります。
つまり、これからの仕事のスタイルは、会社勤め、個人を問わず、細分化され、
1つの仕事・プロジェクトの専門家になるということが成功のカギとなっていきます。
最後に
今日のお話しは、グローバル化が進み、
世界経済において、これまでトップを歩んでいた日本はもうなく、
経済水準はかなり低迷してしまっているということでした。
そして、これからの仕事は細分化され、より専門性が必要になるということです。
実は、アフェリエイトなどのネットを利用したビジネスは、
すでにこの仕事のスタイルを取っています。
ブログやサイトがなぜ注目され、大きな稼ぎを得ている人がいるのかというと、
彼らは皆、集客、そして営業の専門家、プロなんです。
集客がうまいからサイトは注目を浴び、
営業がうまいから多くの稼ぎをあげられるんです。
また、アフェリエイトでなくてもブログ・サイトでの集客ができるようになれば、
実店舗を持たれている方や、サラリーマンであっても個人の営業の手間を省くことも可能となります。
このネットを利用した、集客と営業のテクニックを習得すれば、
どんなビジネスの場であっても活躍することができます。
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下手にその手の本に手をだすよりは、
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先に知りたい方はこちらを
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それでは、週末を楽しみにお待ち下さい。
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