お金の本質を学ぶと見えてくる?『クレジットカード』の重要性!

クレジットカードと言うと多くの日本人には”借金”のイメージがあり、
持っているひとでもその機能を十分に理解していない事実があります。

クレジットカードの重要性や本質を理解するためには
“お金というもの”の本質を理解する必要があります。

なぜなら、お金とは信用によって成り立つものですし、

そして、クレジットカードは個人の信用を保証するものだからです。

更にクレジットカードはデジタル通貨の1つでもあり
今後、デジタル化の進む社会では主要通貨となるものです

また、逆に持っていないことでこの先のグローバル化の進む社会と
そしてデジタル社会ではハンデを負ってしまう可能性もあります

なので、そろそろクレジットカードに対する認識を改め、
使いこなせるようになっておくことをおすすめします。

 

お金の歴史と本来の役割?

まずはクレジットカードがなんで重要となるのか?
それには”お金”とはそもそもなんであるかを知る必要があります。

まず、お金が誕生する以前、
人々は自分が持っているもので交易を行っていました。

つまりは”物々交換”です。

山や森で暮らすものは食物や獣の肉や革を
川辺や海の近くで暮らすものは魚介類や海藻などを持ち寄り
そして、これらを交換することで交易を図ってきました。

しかし、物々交換ではものの重さや大きさによって
持ち運ぶのに不便だったり、ものによっては保存ができず、
また、価値が安定しないという問題に当たります。

そこで保存も可能で価値の安定した宝石や金といった貴金属の登場です。
更に加工のしやすい金や銀は後に『硬貨』へと変わります。

しかし、交易が盛んになると宝石や金、硬貨では追いつかなくなります。

貴金属は腐食することなく保存が可能ですが
数が多くなると重さがネックとなり、
これでも不便が生じるようになります。

そこで誕生したのが”銀行”というシステムです。

貴金属、特に金は大変重く、持ち運ぶには不便でした。
そこで金や銀などの貴金属や大量の硬貨を預かり、
代わりに発行されたのが手形です。

これが”紙幣通貨”の始まりというわけです。

紙幣通貨は
「金または銀の貯蔵を保証し、交換ができるもの(兌換紙幣)」
つまりは金の交換を保証する『約束手形』ということになります

また、これらの時代を『金本位制』

(※貴金属の前にも塩や胡椒といったスパイスもあり、
そのため、現在の”給与”であるサラリーとは
英語で塩を意味する”サラリウム”から来ているそうです。)

(※東南アジアは金より銀(銀貨)の流通が多く共通の価値があったのと
日本ではゴロが良かったため銀行と呼ばれるようになる。

また、英語のBank(バンク)はイタリア語のbanco(机)という言葉から来ており
これは交換や貸し借りなどの取引を机の上でしていたためとされる。)

しかし、やがて世界の経済が発達し、更に交易が盛んになると
この”貯蔵している金”に対して紙幣を発行するだけでは足りなくなって来ます。

そして、1929年に起きた世界恐慌を機に金本位制が崩れ、
世界中の銀行で金の貯蔵量に関係ない、
また政府が一緒に管理する法定通貨が誕生しました
日本では1942年に日本銀行によって発行されることになります。

これが現在の紙幣通貨(不換紙幣)の始まりです。

そして、この通貨は政府の”信用”によって
その”価値”が保たれるものとなります。

 

信用によって価値が決まる?!お金の本質!

現在の紙幣通貨は、金に対する約束手形である従来の兌換紙幣とは違い
その価値を示すための“金”とは交換ができません。

しかし、一定の価値が保証され流通しています。

では、どうしてその価値を人々が疑いなく利用しているかというと
それは政府や銀行に対する信用によるものです。

政府や銀行が
「この紙幣には書いてある数字(金額)の価値がありますよ」
というのを人々がなんの疑いもなく信用しているからなんです。
人々が1万円札を1万円としての価値と信じている結果
存在しているということになります。

そのため、”信用貨幣”とも呼ばれています。

逆に政府の信用がなくなり、銀行に対して不信感ができ
人々が使わなくなるとこの通貨の価値はなくなると言うことです。

人気や需要の高さは信用に繋がる?通貨の価値が変わる理由!

また、信用に同じような意味を持つ言葉に需要や人気度などもあります。
需要や人気が高いものは低いものより信用度が上がりますよね?

これは例えば、近年『仮想通貨』と言うものが登場しましたよね?

例えば、人々が仮想通貨の方が価値があると判断し、
法定通貨より仮想通貨を主要通貨として取り入れると
当然、法定通貨の価値は下がります。

なので、現在多くの国で仮想通貨に対する規制が設けられ、
国によっては政府が発行する事態となっているわけです。

僕たちが日常お金を使うときには特に意識することはないですが
交易が盛んな現代では日々、お金の価値変動は起こっています。

日本が輸出を盛んに行うと、それを買いたい国が自国の通貨を¥に変える
つまり、自国の通貨より¥の需要が高まるため¥の価値が高くなります。

逆に日本が輸入を多く行おうとすると¥より他国の通貨が必要になります。
つまり、¥より他国の通貨の方が需要が高くなると¥の価値は安くなります。

同じように国を越えたお金の貸し借りや投資などのでも
その価値は変動しています。


これが¥高や¥安の原理・原則です。

つまり、需要が高い、人気があると言うことは
信用・信頼が厚いことを意味しており、

また、このことから、
お金(通貨)は”信用によって価値が変動する”ものといえます。

 

 

使用者を保証する通貨?クレジットカードとは?

お金は信用によって成り立つものです。
そして、クレジットカードは個人の信用を証明するためのものとなります。

『クレジットカード』は簡単に言うと買い物やサービスで発生する
支払いを後で行うことができるカード型の通貨となります。

例えば、当月に行った買い物の支払いを翌月まとめて、
もしくは翌月以降に行うことができます。

つまりは”支払いを後回し”にできるということです。


クレジットとは『信用』という意味の言葉で
使用者の経済力を保証することを意味しています

『経済力』とは”お金の管理能力を表すこと”で
いくら稼ぎが良くても使い方が悪い方は経済力があるとは言えませんし、
逆に稼ぎが少なくても使い方が良い方は経済力があると評価されます。

正社員でいくら収入が高くてもローン審査に通らない方がいたり
パートやアルバイトの方でもローンが組めたりするのはこのためです。

しかし、いくら経済力が高くても
自己主張が聞き入れられるような甘い社会ではありません。

そこで第三者である信販会社が
収入と支出(ローンなどの借金)経歴などから使用者の現在の経済力を予め精査し、
”立替え”を行うために発行されるのが『クレジットカード(番号)』となります

そのため、『クレジットカード』を提示することで
手元に現金がなくても買い物などが行えるようになっています。

 

クレジットカードでステータスランクの証明にも!

『クレジットカード』には経済力によってランクがあり、
例えば、シルバー、ゴールド、プラチナ、ブラックなどに分類され
ランクが上がると一度に利用できる決算金額(立替え額)が高くなります。
その際、同時に保証やサービスの範囲も広がり、
ランクの高いカードほど、利用できる施設などの対応も変化します。

信販会社に信用され、立替えの保証がされるということは
『クレジットカード』持っている、提示するだけで
経済力があるということを示すこととなり、
また、ランクによってステータス(社会的地位)を表すものになります

クレジットカードの所持・提示 = 経済力の証明
クレジットカードのランク(色) = ステータスランクの証明

そのため、経営者の多くがカードを上手く活用し、
意識的にランクを上げる方も少なくはありません。
特に個人事業主などは意識的に利用し、
銀行や信販会社から信頼を得るために活用しています。

 

加速するグローバル化でこれからは必須通貨に!

これから先はデジタルが中心になる社会では
グローバル化も加速していきます。

すでに日本には外資系の企業が多く参入し、
また、海外から日本に移住する人も増えています。

そのために仕事、生活、僕たちの暮らしに関係するもの
そのすべての基準が世界的なものに統一されて行きます。

例えば、マイナンバー制度や雇用形態(働き方改革)、
社会保険制度、教育制度、公共事業の民営化、
通信設備(Free Wi-Fi)の整備等々・・・

そして、キャッシュレス化です。

『現金は損が多い?!デジタル社会のこれからは『デジタル通貨』が常識!?』
でも記した通り、
日本はキャッシュレス化において先進国で最も遅れをとっている国です。

特にクレジットカードの所得率は低く、
未だ多くに日本人に敬遠されています。

しかし、今後グローバル化がより進むと
クレジットカードが持つ信用が必要となります。

実は欧米諸国ではクレジットカードが契約できないと
経済的な信用を得ることができず、収入がいくらあっても
例えば、賃貸の契約を結ぶことは難しくなりますし、
就職活動にも大きな影響を与えます。
また、子供を大学に通わせることのできません。

 

こうしたことが日本でも起こり得る可能性は十分にあり、
そのため、クレジットカードを持っていない、
契約できないでは不利益を被ったり、
就職や転職の際にもハンデの1つとなりかねません。

 

 

手数料は無料?!補償や保険もついてくる!?クレカのメリット!!

クレジットカードによる決算の基本は“立替えによる一括払い”となっています。

そして、クレジットカードによる後日一括払いには手数料は発生しません
(※支払いまでに猶予があるボーナス一括でも手数料はかからない)
(※最近は翌月と翌々月の2回払いまで無料というカードもある)

“クレジットカード=借金”と解釈する方がいますが
それは分割やリボルビング払いを選んだ場合、
つまりは”ローン(借金)”を行う場合のみです。

ローンによる支払いを選んだ場合は
当然、金利手数料が発生します。

そのため、あまり分割やリボルビングで利用しすぎてしまうと
借金が膨れあがることになってしまいます。

これがクレジットカードの負のイメージとなっているのですが
これは単に計画性がない人たちが無理な利用を行っただけに過ぎません。

クレジットカードはあくまでも”立替え”を行うものです。
そのため、月の収支以上の利用をし続けると生活が苦しくなり、
やがては生活が破綻することになりかねません。

また、クレジットカードの信用はこの計画的な利用による
つまりは経済力、収支管理能力の証明と言うことです

 

 

クレジットカードには補償や保険もついてくる?!

クレジットカードには現金と違って
不正使用(利用)は”補償”されます

紛失や盗難によって起こった見に覚えのない決算や
明らかに自分がいない場所で利用されている場合、
保証期間内であればカード会社によって補償されます。
(※カード会社によって補償期間や基準、審査に違いがあります。)

すべての不正使用が補償されるわけではないですが
なくしたらそれまでの現金と比べるとこの差は大きいです。


また、クレジットカード契約者には
無料で受けられる保険やサービスといった特典もあります。

ほとんどのクレジットカードには
出先でのアクシデントやケガに対して支払われる保険が
無料で付与されている、または加入することが可能です

また、旅行中や出先になくした荷物や壊したものに対して
損害についても補償が受けられるものもあります

更にクレジットカードにも発行会社と提携するポイント制度があり、
ポイントによる還元を受けることもできます。

昔は消費税分のキャッシュバックなどもありましたが
現在ではポイントバックが一般的です。

しかし、このポイントは提携電子マネーにおいて
チャージ金として利用できるので
実質的なキャッシュバックとなります。

他にも提携企業で利用すると割引を受けられたり
サービスを無料で受けられるなどの特典もあります。

 

クレジットカードの活用でデジタル社会を快適に!

このようにクレジットカードには
現金ではありえない利点がいくつもあります。

 

なので、これからは”クレジットカード=借金”ではなく
『クレジットカード=経済力(収支管理能力)』ということを念頭に
その他のクレジットカードが持つ利点を有効活用しましょう。

 

そして、今後グローバル化が進みグローバル・スタンダードの1つに
クレジットカードによる経済力の証明が必ず入ってきます。

なので、まだ1枚も所持していな方はそろそろ考え方を改め、
所得し、利用することをおすすめします。

とりあえず、普段の買い物ではなく、
家賃や光熱費といった生活費を1枚のクレジットカードで
まとめて支払うことを試して見てください。

この方が家計もわかりやすく、
また特典やポイントバックも結構多くなるので
利点がわかりやすいと思います。

ぜひ、クレジットカードの価値と利点を理解し、
この先のデジタル社会で苦労しないようにしましょう。

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